ゆったりじっくりゲーム紹介「ゼルダの伝説 時のオカリナ」

ゲーム紹介(タイトル別)

作品概要

ゼルダの伝説 時のオカリナは、1998年に任天堂家庭用ゲーム機「NINTENDO64」から発売されたアクションアドベンチャーゲームソフトです。

当時、ゼルダの伝説シリーズでは初のリアル3D形式のRPGとして登場し、1プレイ目でハマってしまっいました。

さらに振動パックの登場時期でもあり、体感的なゲームができ、謎解き要素やサブミッションが多いことから、攻略本が必携の作品でした。

ダンジョンによっては緊張感のあるステージがありますが、じっくりできるゲームで、ゆったりした時間を過ごせるエリアも多くあり、マップ全体を通して長く楽しめる作品です。

NINTENDO64以外でもリメイク版も登場しているので、この記事で興味を持っていただけた方は、是非プレイしてみてください。

目次

  • ストーリー
  • ゲーム構成
  • ゆったりできる要素
  • まとめ

ストーリー

遠い遠い昔・・・、あらゆる生命はもちろん、大地や海さえも形成されていなかった頃、混沌の地ハイラルに黄金の三大神が降臨した。

ディン・・、そのたくましき炎の鏡をもって地を耕し、赤き大地を創る。

ネール・・、その英知を大地に注ぎて、世界に法を与える。

フロル・・、その豊かなる心により、法を守りし全ての命を創造せり。

三大神はその使命を終え、天へと帰っていった。

その去りし後に、黄金の聖三角トライフォースを残して・・。

この後、その聖三角トライフォースを世の理の礎とし、この地を聖地とするものなり。(ハイラルに伝わる三大神の伝説より)

ハイラル王国に広がる深き森。その森を守り続けてきた大木を、人はデクの樹と呼んでいた・・。この森にはコキリ族という子どもたちが住んでいて、彼らはそれぞれ自分だけの妖精を持っていた。

だが、たったひとりだけ妖精を持っていない少年がいた。

少年の名はリンク・・・。

その朝も、リンクは悪夢にうなされていた。毎晩のように見る同じ夢・・。

嵐の夜、リンクは見知らぬ城門の前に立っていた。

リンクの目の前を一頭の馬が駆け抜けていく。手綱をひく何者かにかかえられた少女が、うったえるような目でリンクを見ている。

その馬を追うように、別の馬が現れた。黒い顔をした、大きな男が馬上からリンクを挑戦的に見おろす・・。

夢はいつもそこで覚めた・・。

(時のオカリナ 説明書 ものがたり より)

主人公のリンクは妖精ナビィに導かれ、デクの樹サマはリンクの勇気を確かめ、ハイラルに忍び寄る邪悪な気配について語る。

それは、リンクが夢で見た黒い姿の大きな男がトライフォースを求めて聖地を探し求めているというものだった。

トライフォースは、触れた者の心を写す世界を作る力を持っており、

心正しき者が触れればハイラルは善き世界へと変わり、

心悪しき者が触れれば、世界は悪に支配される。

デクの樹サマは、リンクに森の精霊石を持って、ハイラル城に居る「神に選ばれし姫」に会うよう託す。

ゲーム構成

開始当初は、主人公のリンクが住む「コキリの森」で操作方法を学びます。

ここはコキリ族が住むエリアなので、敵はいません。コキリ族とコミュニケーションを取りながら、操作方法をじっくり覚えることができます。

その後、武器(剣)を手にした後、敵が登場するエリアへ行くことが可能になります。

ここから、大きく3つの構成に分かれます。

まずは、チュートリアル後すぐに行くことになるダンジョンを含め、3つのダンジョンでアイテムを入手します。

次に5つのダンジョンでアイテムを入手します。

そして、最終決戦となるハイラル城を攻略します。

これらを一つ一つ向かうために様々なエリアを回り、必要となるアイテムの回収やミッションをクリアしながらダンジョンを向かう冒険をしていきます。

また、この作品では、タイトルにある通り、「時」と「オカリナ」が謎を解くキーになっていきます。

「時」は、このゲームは大きくリンクの子ども時代を大人時代を行き来しながら冒険を進めていきます。2つの時代では世界は同じでも時間の経過による環境の変化を垣間見ることができます。

それは場所の変化もあれば、人の変化もあり、所持品にも変化があります。

そうして時代を行き来することで、それぞれの時代を自分自身の手でフォローし合うことができていきます。

「オカリナ」は、冒険を進める中で楽譜を教えてもらうことができます。楽譜はダンジョンに関係する重要なものだけでなく、冒険の中で必要となるものもあります。

しかし、どこで何を演奏することになるかは教えてもらえることは少なく、状況から自分の目で判断するしかありません。時には思いもしないところで必要となる場面もあるでしょう。

「時」としては、もう一つ、時間の経過による、昼と夜の概念があります。

行き詰った時には、同じエリアでも昼と夜での変化を見ることで発見があるかもしれません。

ただ、ゲーム全体を通しては、制限時間があるわけではありませんので、時には寄り道して遊ぶこともよし。じっくり準備を整えて、次のダンジョンへ挑んでもよし。

自分のペースで壮大な世界をゆったりじっくり巡ることができます。

ゆったりできる要素

では、いよいよ、この作品でゆったりできる要素を紹介しましょう。

全体を通してゆったりできる作品ではありますが、特に絶好の場所は以下の通りです。

  • つりぼり
  • ロンロン牧場
  • ハイラル城下町正門(守衛所?)
  • ハイラル城下町

つりぼり

正直、一番紹介したい場所を始めに持ってきました。

このつりぼりは、私が未だに時のオカリナをやってしまう大きな理由です。

つりぼりは、物語の中盤に訪れることとなる「ハイリア湖畔」にある、おっちゃんが営んでいるお店です。

ハイリア湖畔はオカリナで「水のセレナーデ」を奏でるとワープできるため、曲を覚えてからは割と行きやすい場所です。

このお店は、子ども時代でも大人時代でも変わらずに楽しみを提供してくれ、値段も1回20ルピーで時間無制限と超リーズナブルです。

ルアー付きのロッドを貸してくれるのですが、自然の地形で出来たつりぼりは、割と広く、砂浜や岩陰、繁茂する水草、滝壺などいろんなシチュエーションで釣ることができます。

釣り方も当時画期的だった渦巻スティックと振動パックにより、よりリアルで釣りゲーム並みに体験することができるのです。

釣れる魚もハイリアパイクを始め、いろいろな種類と大きさを釣ることができ、自己ベストは入口横の水槽で見ることができます。

つりぼりの目的としては、大きい(50センチ、60センチ以上)サイズを釣り、景品を手に入れることです。ただ、私は種類、大きさを予め指定し、それを狙うというゲームをしていました。

また、ここが凄いのは、ハイラル平原やハイリア湖畔では時間経過とともに日が昇り沈みするのですが、ここでは空が見えるものの時間が経つことはありません。

つまり、20ルピーでプレイヤーが止めるまで、永遠に釣りができるのです。

私はこれにドハマりしていた子どもの頃は、この釣りをして、用事があれば、そのままにして出て、帰ってきて、また釣りの続きをしていました。今は流石にすることはありませんが・・。

是非、ハイラルの世界の超絶スローライフ体験をしてみてはいかがでしょうか。

ロンロン牧場

次に紹介するのは、ハイラルの世界の中心部分に位置するロンロン牧場です。

ロンロン牧場は、オカリナのワープなどによっては、ストレートで行けないため、エポナ(馬)を使ったり、ハイラル平原を駆け抜ける必要があるので、明るいうちに行きましょう。

そして、ここでできることは・・、

ほぼありません笑

言い換えると、通常プレイなら、アイテムを取るためのレースや会話、探索といろいろありますが、

ゆったりプレイを主とするならば、目的のない過ごし方が合った場所なのです。

しかし、強力なゆったり要素といえるものはあります。

それは、エポナ(馬)とマロンです。

この牧場には馬を走らせる周回コースと柵を飛び越せる障害物コースがあり、それらが自由に使えるんですが、エポナに乗れる大人時代ならば、永遠に乗馬訓練に明け暮れたり、馬上からハイラルの景色を眺めたりして過ごせます。

また、このエリアでは女の子の歌声がBGMで流れるのですが、このロンロン牧場の娘マロンが正体で、彼女に近づくとBGMが大きくなり、彼女が歌っていることに気づかされます。

この横でじっと歌声を聞いて過ごすというまったり感は、ゲームでなかなか味わえないと思います。

ハイラル城下町正門(守衛所?)

次は、序盤に訪れることになるハイラル城。

この手前にあるハイラル城下町に入る正門すぐにある小屋が目的地です。

場所や様子を見るからに、恐らく城門を守る衛兵の待機所ではないかと思いますが、正式な名称は分かりませんでした。

ですので、ここでは「守衛所」と呼ばせていただきます。

この守衛所は入ると縦長の一部屋だけなのですが、辺り一面が壺だらけになっています。

ゼルダを一度プレイされた方はご存じかもしれませんが、壺といえば割る物とされています。

つまり、この部屋では壺が割りたい放題です。

中に衛兵さんがいますが、この世界の衛兵さんは壺割りを黙認してくれます。なんと懐の広いこと。

さらにこの部屋から出て、また戻ると、壺がリセットされているのです。

おそらく、この衛兵さんが全て並べ直してくれているのでしょう。私はそれを考えると、壺割りを大事にしようと思います。

大人時代になると、ここはゴーストショップという異様な場所になるので、子ども時代だけの設定です。

では、ここのまったり要素は何でしょうか。実は壺割りではありません。

昼間に守衛所に入るといくつもの窓から差し込む光が部屋を包んでいることに気づきます。この空間がゆったりできるのです。

できれば、壺はある程度割ってしまい、部屋の端から窓を向きます。

神秘的な光と穏やかな衛兵さんのいる空間は、敵からも賑やかな城下町からも離れた、心穏やかになるひと時を堪能できます。

ハイラル城下町にお越しの際は、是非、癒しをお楽しみください。

ハイラル城下町

最後にご紹介するのは、先ほどの守衛所の隣にあるハイラル城下町です。

もしかすると、一般的には、これが一番まともと言われるかもしれません。

ハイラル城下町は表通りと裏通りに分かれており、いろいろなコンテンツを楽しむことができます。

ここでのゆったり要素は2つです。

一つ目は街中を走り回るワンワン(犬)たちです。これは、ストーリー上、関わることになりますが、街中にいるワンワンたちを連れて集めることになります。

このワンワンが、ストーリーに関係なく、城下町中でそばを付いてまわってくれるのです。

鳴き声や付いてくる時の振る舞いが、あまりに純真無垢なため、すぐに虜になってしまいます。

もし、ゆっくりワンワンとの触れ合いを楽しみたい場合は、城下町にある時の神殿前に行きましょう。城下町を一つ外れると、賑やかさから解放された静かな空間で、ワンワンとの1on1のスキンシップを楽しんでみてください。

ゆったり要素2つ目は、ボムチュウボウリングです。

これは、子ども時代の夜にプレイできるお店で、1回30ルピーと少し割高かもしれませんが、地味に難易度が高めなので、ハマってしまいやすいです。

アイテムのボムチュウを走らせて、いろいろな障害物をかいくぐって、ゴールの穴に入れるゲームですが、この障害物が動いていて、手からリリースした後はボムチュウの方向を変えられないので、タイミングを合わせるのが割と難しめです。

その分、全ての障害物をすり抜けてゴールした時の達成感は、いつも気持ちが良いと感じます。

ちなみに、ここのゆったり要素はボウリングプレイではありません。

このボムチュウボウリングの店員さんが綺麗なお姉さんなんです。

結構、気だるい雰囲気を出しながら接してもらいますが、ボウリングのプレイを重ねると、何かと親切に説明や忠告をしてくれて、意外と優しい人なんだなと気づくと思います。その頃には彼女の魅力にハマってしまうのではないでしょうか。

もし、彼女の魅力にハマったら、あとはこのお店でボウリングや会話を楽しみながら、クラブのように装飾されたお店で、2人きりのひと時をゆったり感じることができると思います。

残念ながら、大人時代にはガノンドロフの侵攻から退避されたのか、ハイラルで出会うことはできないようなので、期待される大人同士の付き合いはできません。

しかし、その優しさに触れることができるのが、限られた機会というところもまた魅力です。

子ども時代にハイラル城下町に訪れた際は、夜のお店で「いけない子ども」として、ゆったりひと時をどうぞ。

まとめ

ということで、今回はゼルダの伝説 時のオカリナのゆったりじっくり要素を紹介しました。

時のオカリナは、NINTENDO64の作品なので、是非、当時の機能とコントローラーで体感をしてほしいなと思います。

当時の雰囲気を楽しみたい方はNINTENDO64とソフト、リメイクで楽しみたい方は3DSやNintendo Switch onlineなどでプレイできますので、お持ちでない方は是非ご購入されてはいかがでしょうか。

すでにお持ちの方も、また、あの壮大さと感動を再び味わってみてはいかがでしょうか。ついでに今回のゆったりじっくり要素も改めて体験してくだされば幸いです。

Follow me!

コメント

PAGE TOP