2023年は、5GやVRなどジャンルの拡大が期待されていますが、2023年の作品についても、ドシドシ発表されています。
今回はその中でも、NintendoSwitch作品で、ゆったりじっくりゲームとなるのではないかと予想する作品を紹介します。
ちなみにこのサイトのコンセプトは、「ゆったりじっくりできるゲームは、まったり系ゲームだけじゃない」です。
そのため、まったり系ゲーム以外は、初見では見つけ出すことが難しく、実際にプレイして初めてゆったり感などの感触が分かるので、一概には言えない面があるのですが、ゆったりじっくりゲームとして紹介できることを期待して今回挙げてみます。
今回の紹介作品でも、ゆったりじっくり要素ができるだけあるであろう作品を紹介したいため、既に登場している作品からヒントを見つけられるものに絞っています。
皆さんも新作ゲームの情報やゆったりじっくりゲームの情報として、是非、ご覧ください。
目次
百英雄伝
ロックマンエグゼアドバンスドコレクション
幻想水滸伝1&2HDリマスター門の紋章戦争/デュナン統一戦争
百英雄伝
百英雄伝は、2023年中の発売が予定されているRPGゲームです。
具体的な発売日は未定ですが、2023年の発売に向けて、DLCの配信のためにシナリオアンケートを実施するなど、着々と開発が進行しています。
既にNintendo Switchでは体験版的位置づけとして、リンクストーリーとなる「百英雄伝Rising」が発売(ソフト:2,973円)されています。
amazon限定商品セット版
この作品は、今回初となるストーリーですが、「ある名作」を生んだ制作陣が再結集して作られています。
その「ある名作」とは、「幻想水滸伝」です。
幻想水滸伝とは、中国のフィクション歴史小説である「水滸伝」をモチーフに、紋章にまつわるファンタジーの世界を織り交ぜた、本格ファンタジーRPGです。
幻想水滸伝Ⅰ~Ⅴをはじめ、外伝や派生作品も登場しており、どの作品でも世界設定やキャラクター個性、やり込み要素など、多くの点でファンを魅了する濃厚さが魅力です。
幻想水滸伝については、ちょうど後ほど、リメイクが2023年に登場が予定されているので、そちらで紹介します。
この幻想水滸伝のⅠ・Ⅱ・Ⅲを手掛けた村山吉隆氏を中心に2020年に立ち上がった「RABBIT&BEAR STUDIOS」が手掛けるのが本作であり、幻想水滸伝で見られた濃いストーリー性を受け継いでいることが期待されています。
ストーリー
ようこそ、オールラーン大陸へ
多くの価値観、文化を持つ国が集まる場所、
オールラーン大陸、その一地方から物語が始まる。
剣とそして、神秘的な力を秘めた魔導レンズ(ルーンレンズ)が力を振るい
人、獣人、エルフ、砂漠の民、それらが時に協力し、時には覇を争い合っていた。
その中で魔導レンズの力の研究で一日の長を持ち、その力を引き出す技術を習得した
帝国、ガルディアは更なる魔導レンズの力を求めて各地に捜索の手を広げていた。
その捜索の任にあたった帝国の若き俊才士官セイ・ケースリング、
そしてその捜索隊に加わりセイと友情を交わす事になる辺境の村出身の少年ノア。
二人は運命に導かれ、新たな戦乱の世で探し求めることになる。
それぞれの正義と真実を。
(RABBIT&BEAR STUDIOS 作品紹介より)
具体的なストーリー詳細は明かされていませんが、上記の内容は、幻想水滸伝Ⅱの重要キャラであるⅡ主人公とジョウイの2人を思い出させる始まりです。
魔道レンズとは紋章のような位置づけなのでしょうか。
幻想水滸伝では、紋章は戦いや生活に使われる一般的な紋章と、世界を揺るがしかねない影響力を持つ「真の紋章」がありました。
幻想水滸伝Ⅱや幻想水滸伝Ⅳなどでは、特にこの真の紋章によって、辛い悲劇を生むことが多かったです。
今作でも、この魔道レンズがストーリーに大きな変化をもたらしそうです。
ゆったりじっくり要素
百英雄伝のゆったりじっくり要素で期待される点は、大きく3つです。
一つ目:濃厚なストーリー展開
前述の通り、百英雄伝は現在分かっているストーリーや百英雄伝Risingを見る限り、世界設定が圧倒的に作り込まれていることが伺えます。
類似するであろう幻想水滸伝をプレイしていると分かるのですが、
他のRPGと比べて、操作していないムービーやセリフのシーンでは、操作が一段落してお茶を飲んだりご飯を食べたりするという感覚が無くなるほど、ゲームの世界に入りこんでしまいます。
逆に操作中にふと気づく時がないと現実の動きを思い出せないほどです。
それだけ、圧倒的なじっくり要素を持った作品であることが期待されます。
二つ目:多彩な登場人物
この作品はタイトルの通り、百英雄、100人の登場人物が登場すると思われます。
幻想水滸伝では108人(108星)のキャラが登場し、それらは全てパーティに組み込むことのできる味方であることがほとんどです。
彼ら一人一人にはストーリーに直接関わる人物以外であっても仲間になるまでの経緯がしっかり存在しています。
また、キャラクター間の交流もいくつも組み合わせがあり、それによってパーティーの連携技ができるなどの進行上のメリットもあります。
本作でもそのあたりの設定は受け継がれている可能性があり、本編ストーリー以外の部分に感情移入してじっくり楽しむ要素が期待されます。
三つ目:世界に浸(ひた)れるBGMや歌
百英雄伝の世界は、中世的なファンタジーで作られており、街並みや街道は中世の世界、港や海は大航海時代の世界をイメージさせ、ゆったりした雰囲気を感じることができます。
フィーリングミュージックとして、ヨーロッパの街並みを中心に各地域とそれに合った音楽を聴くことが好きな方であれば、百英雄伝の世界を音楽だけでも十分に楽しむことができるはずです。
ちなみに私は、幻想水滸伝Ⅲで、その音楽での世界観にのめり込まれ、幻想水滸伝Ⅳで、港町や航海の音楽に引きこまれ、ゲーム外でもフィーリングミュージックとして、生活に欠かせない音楽の一つになりました。
これらの他にも、期待されるゆったりじっくり要素(戦争系フェイズや本拠地システムなど)はありますが、今後の情報や発売後の内容を見ながら、今後詳しく紹介できればと思います。
※「百英雄伝Rising」は百英雄伝の前に先行発売された序章版です。百英雄伝の本体作品は2023年8月時点で発売前ですのでご注意ください。
ロックマンエグゼアドバンスドコレクション
続いて紹介するのは、2023年4月にカプコンより発売が予定されている「ロックマンエグゼアドバンスドコレクション」です。
ロックマンエグゼアドバンスドコレクションは、かつて発売されていたロックマンエグゼシリーズをリメイクし、全シリーズを詰め込んだセットゲームです。
ロックマンエグゼとは、2001年に登場したロックマンシリーズの一つで、それまでのロックマンとは異なり、デジタル社会の近未来を舞台にして、日常生活とロックマンが融合したようなストーリーになっています。
当時は、デジタルモンスター(デジモン)が登場した時期とも近く、家庭向けPCの普及が進み、デジタル社会への兆しが見え始めた時代でした。
そのため、デジタル社会をモチーフとした作品が、現実味のある近未来として捉えることができる時代となり、注目が多く集まったと考えられます。
このロックマンエグゼも、携帯ゲームの代名詞であったゲームボーイが進化し、ゲームボーイアドバンスが登場して生まれた作品でした。
そのため、デジタル社会をより高いグラフィックを用いて表現され、内臓ライトやゲームシステムの広がりにより、進化したゲームを体験することができていました。
本作は、その当時の感動をデジタル社会が確立してきた現代に合わせてリメイクされた作品であり、当時を知るプレイヤーも、新たに体験するプレイヤーも、引き込まれることが期待されます。
ストーリー(ロックマンエグゼ1)
200X年、インターネットの急速な発達によるネットワークの時代。
人々は「PET(ペット)」と呼ばれる携帯端末と、人格を持ったプログラム「ネットナビ」により数々のネットワーク技術の恩恵を受けられるようになっていた。
しかし、生活が便利になっていくその一方で数々のネット犯罪もまた、引き起こされていた。
主人公の“光熱斗”とそのネットナビ“ロックマン”は力を合わせて数々の事件に立ち向かっていく。
従来のロックマンシリーズから派生した独自の世界観とバトルシステムを持つ、新世代のロックマンが誕生!
現実世界では熱斗、電脳世界ではロックマンとなり、
身の回りで起きる事件を解決していく。
ネット社会の壊滅を目論む秘密結社WWW(ワールドスリー)の企みとは?
(カプコン ロックマンエグゼアドバンスドコレクション公式ホームページより)
主人公の光熱斗がロックマンと出会い、WWW(ワールドスリー)が引き起こすネットワークテロといえる事件に対して、仲間たちと共に解決に乗り出します。
ロックマンで有名な横スクロールアクションとは異なり、RPGをベースにアクションとカードゲームを組み合わせたような戦闘システムを取り入れた特徴的な作品です。
ゆったりじっくり要素
ロックマンエグゼアドバンスドコレクションのゆったりじっくり要素は、当時のゲームボーイアドバンス時代を参考に特徴的な1点に絞りました。
ロックマンをゆったり味わえる
ロックマンと言えば、横スクロールアクションのように、そのゲームプレイそのものを楽しむことをメインとイメージされている方がいらっしゃるかと思います。
本来のロックマンはストーリー性も非常に作り込まれたシリーズでありますが、このロックマンエグゼは本格RPGという設定から、その世界自体をゆったりじっくり感じることができます。
具体的には、デジタル社会の近未来を細かく感じることができ、オリジナルが発売された当時は、すごいデジタルな近未来だなという印象を持っていましたが、現代においては、それがより現実的になっており、少し先のリアルな世界を体感できるのではないかと思います。
たとえば、街を歩くだけでも、現実と同じように信号があり、走る車も信号を守って動いていますが、横断歩道はバーチャルの立体ラインで作られ、赤信号の時は歩道と車道の間に立体的なガードが作られ、青信号の時は横断歩道の左右をバーチャルの立体ラインが囲み、車から守っています。
また、学校では今では珍しくなくなりましたが、タブレット系端末を使用し、黒板もデジタル化されていたり、電化製品などもネットワークとつながっていたりしており、プラグインという形でロックマンたちが、その中に入ることができます。
いずれも現代では、信号にカウントダウンの表示や電車のゲート、学校のタブレット端末使用や電化製品のネットワーク接続など、発売当時には無かったそれに近い状況が出来上がっています。
それを制限時間無く、何度でも体験できるようなシステムとなっているため、ストーリーを進めながら、ゆったりじっくり体感することで、リラックスだけでなく、現代での仕事や生活においてのイマジネーションを膨らますことにもつながります。
今回の登場は、この作品に現代の社会が追い付いてきたことが理由の一つでもあると思います。
今後、かつて憧れだったデジタル社会を使った作品が、今度は時代にマッチした作品として、注目されていくことが期待されます。
このロックマンエグゼアドバンスドコレクションも、その一つとして、是非、体験してみてはいかがでしょうか。
幻想水滸伝1&2HDリマスター門の紋章戦争/デュナン統一戦争
続いて紹介するのは、2023年にKONAMI(コナミ)から発売が予定されている「幻想水滸伝1&2HDリマスター門の紋章戦争/デュナン統一戦争」です。
※追記(9月1日)
先日、コナミより「幻想水滸伝1&2HDリマスター門の紋章戦争」の発売日を延期することが発表されました。そのため、2023年中の発売があるかどうかも含めて未定の状態です。
時期は別として、今後、新しい情報と共に発売が決定される可能性は十分にありますので、改めて掲載をします。
「幻想水滸伝1&2HDリマスター門の紋章戦争」については、その点を踏まえてご覧ください。
前述の「百英雄伝」を手掛けるスタッフが1990年代に制作した作品である「幻想水滸伝」、「幻想水滸伝Ⅱ」。
初登場の初代プレイステーションから、何度もハード機を変えて再登場してきた人気作品で、今回は、それをHDリマスターとして、新たに登場することになります。
百英雄伝の登場と時期を合わせているのは、理由があるのかはわかりませんが、この2つが同時期に登場すれば、注目度の相乗効果が見込めるのではないかと思っています。
幻想水滸伝は、1995年の初登場から幻想水滸伝Ⅴや幻想水滸伝ティアクライスなど、本編作品Ⅰ~Ⅴ以外の外伝、派生作品を含め多数登場しており、どの作品でも世界設定やキャラクター個性、やり込み要素など、多くの点でファンを魅了する濃厚さが魅力です。
中でも幻想水滸伝と幻想水滸伝Ⅱは、直接的につながったストーリーとなる作品で、そのストーリーやシステムのクオリティの高さから、幻想水滸伝ファンの多くが、この2作品のファンでもあると思います。(私も実際は幻想水滸伝ⅢとⅣのファンですが、Ⅰ・Ⅱがあってこその幻想水滸伝だと思っています。)
ストーリー
幻想水滸伝
物語は英雄の豹変から始まる。 かつての英雄は暴君と化し、帝国は斜陽の時をむかえた。 荒んだ帝国の圧政に抵抗するため、ついに解放軍が立ち上がった。 天地の宿星108人が、1人また1人と集い、その束ねられた力が歴史を揺り動かす。 解放軍と帝国軍、二つの旗のもとに人はそれぞれの想いをいだく。 それは理想、名誉、友情、忠誠、愛情、野望…多くの想いが人を戦場へと駆り立てる。 そして戦いの後に何を手にいれるだろうか…
(コナミ 幻想水滸伝公式ホームページより)
幻想水滸伝Ⅱ
その強さがあれば、すべてを守れると思った。
戦いのドラマの中で交差する108の想い、祈り、願い、悲しみ、そして、その結末を知る者はいない。
主人公とジョウイの二人はハイランド王国の少年兵部隊ユニコーン隊の一員として、都市同盟との長くて、不毛な戦いに参加していた。
ミューズ市、サウスウィンドゥ市、ティント市、グリンヒル市、トゥーリバー市、マチルダ騎士団、5都市1騎士団によって構成されたジョウストン都市同盟と軍事力では、都市同盟を凌罵するハイランド王国の間には歴史的に国境戦争が絶えなかった。
物語が始まる数カ月前、この二つの勢力の盟主、ハイランド王国、皇王アガレス・ブライトとミューズ市市長アナベルの間で休戦協定が結ばれた。
戦いに疲れていた民衆は、これを歓迎したが新たなる戦いの火はくすぶり続けていた・・・・
(コナミ 幻想水滸伝Ⅱ公式ホームページより)
幻想水滸伝は、タイトルの通り、中国の歴史フィクション小説「水滸伝」をモチーフとしており、主人公の元へ様々な経緯を踏んで、108人のキャラクター(天地の宿星)が登場します。
彼らのストーリーを知っていくことで、本編だけでは見えない、世界とストーリー全体を理解することもできてきます。
また、本格RPGでありながら、国家間の戦争がテーマとなっているため、ゲームシステムには戦争フェイズがあり、イベントが発生するとマップ上で軍を指揮して戦うことになります。(作品によっては艦隊を指揮しての海上戦もあります。)
戦争フェイズのイメージとしては、信長の野望やファイヤーエンブレムのような形式が盛り込まれています。
それにより、主人公個人の視点だけで世界を体験するというよりも、国や登場人物を巻き込んで広い視点で、この広く深く作られた世界を体験することができるところも魅力です。
ゆったりじっくり要素
幻想水滸伝1&2HDリマスター門の紋章戦争/デュナン統一戦争のゆったりじっくり要素ですが、恐らく、幻想水滸伝ⅠとⅡでも要素は異なる部分はあると思いますが、幻想水滸伝全体で見られるゆったりじっくり要素としては、
前述の「百英雄伝」で触れています。
そちらをご覧いただくだけでも感じ取っていいただけると思いますが、幻想水滸伝を直接紹介できることを加味して、もう一つ付け加えて紹介します。
幻想水滸伝Ⅰ・Ⅱを更に魅力的するHDリマスター
幻想水滸伝Ⅰ・ⅡのHDリマスターは初の試みです。
TGS(TOKYO GAME SHOW)において紹介された内容ですが、今回のリマスターは画質の向上だけでなく、ゲームデザインやキャラクターデザインも一新されています。
この一新が、幻想水滸伝の作り込まれたストーリーややり込み要素をゆったりじっくり味わえるものに仕上がっていると思われます。
デザインはこれまでの幻想水滸伝でもデザインしてきた河野純子氏が手掛け、言わば、これまでの幻想水滸伝の持ち味は消さず、当時のドット絵だけでは表現できなかった細部を作り直したような内容に仕上がっています。
(河野氏は前述の百英雄伝も手掛けており、このリマスターがその前に着手されたもののようで、百英雄伝でも、より魅力的な作品につなげていらっしゃるのではと期待されます。)
そのため、一場面だけでも、現在のハードに合わせたサイズで、グラフィックやフィールドデザインが作り直されており、セリフの表示だけでも、ただ画質向上するだけでなく、大きさや文字列なども見やすいように直され、より読みやすい作品に進化しているようです。
マップも同じでありながら、歩く場所に応じた音の変化や木々や道の表現の違いも一新されています。
TGCに登場していた声優の梶裕貴氏が、「ドット絵のゲームの良さをキープしたまま進化している」とコメントされていたように、全部がガラッと変わったわけではなく、リマスターという点は守ったまま、進化を行ったというところが、幻想水滸伝ファンを盛り上げる重要なポイントではないでしょうか。
こういった、制作陣の幻想水滸伝への愛情と熱意が、オリジナル以上のゆったりじっくり要素を作りあげていることでしょう。
この作品の登場により、また、幻想水滸伝に対する盛り上がりが始まるような気がします。
また、あの感動、あの世界を一緒に体感していきましょう。
本作は発売が未定となっており、すぐに楽しむことができません。
そのため、すぐに幻想水滸伝の世界を体験したい方は、初代プレイステーションのオリジナル版をプレイしてはいかがでしょうか。
私自身、この作品に感銘を受けて、幻想水滸伝シリーズにハマり込みました。
初代プレイステーションをお持ちでない場合はPSP版も登場していますので、是非プレイしてみてください。きっとハマります。
ちなみに私が幻想水滸伝シリーズで最もハマったのは幻想水滸伝ⅡとⅢとⅣです。
幻想水滸伝ⅡとⅢはそのストーリーに、幻想水滸伝Ⅳは音楽や世界観にドハマりしました。
ⅢとⅣは下記に掲載しています。(プレイステーション2の作品です。)
ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム
最後に紹介するのは、2023年5月に任天堂より発売が予定されている「ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム」です。
ゼルダの伝説は1986年に登場してから、数多くの名作が登場しています。
これらは時系列上で関連付けて整理されており、ゼルダサーガとも言えるゼルダの伝説という世界設定が広大に作られています。
そんな中、前作「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」が登場し、「アタリマエを見直す」という新たなコンセプトの下、新たなゼルダシリーズがスタートしました。
今回紹介する「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」は、このブレスオブザワイルドの続編に位置づけられる作品です。
ストーリー
ティアーズオブザキングダムは、公式からの発表が解説の無いトレーラーしか出ておらず、実際のストーリーは明かされていません。
そのため、ブレスオブザワイルドから内容を予測する必要があります。
ブレスオブザワイルド
あなただけの冒険へ
あなたは100年の眠りから目覚めた主人公「リンク」となって、ハイラルの広大な大地を駆け、活きぬき、そして大切なものを護るために冒険の旅に出ます。
(ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド公式ホームページより)
ブレスオブザワイルドのストーリーとしては、100年前に起きた厄災が発端となり、ゼルダシリーズの宿敵「ガノン」が復活しかけ、その魔力により、世界に魔獣が蔓延り、ハイラルの希望であった古代兵器(ガーディアン)や巨大兵器「神獣」が敵の手に落ちてしまいます。
当時、ハイラルの近衛兵であったリンクは、ゼルダ姫を守るために仲間たちと奮闘しますが、敗退を続け、最終防衛ラインとされたハテノ砦で大激戦が繰り広げられます。
実際に現地に行けば分かりますが、ハテノ砦前には敵の手に落ちた古代兵器(ガーディアン)が無数に倒れており、その屍が積みあがっています。
結果、敵の大規模な進撃はこの砦で食い止められたようですが、リンクはここで息絶えてしまいます。
しかし、この戦いで封印の力を得たゼルダは、ガーディアンを退け、助けに来た兵たちと共にリンクを回生の祠へ運びます。
そして、リンクは蘇生を図るため、回生の祠で眠りにつき、ゼルダは厄災ガノンを封印するため、ハイラル城へ向かいます。
ゼルダは封印の力(或いはトライフォースの力)により、厄災ガノンの復活を阻止し、封印することに成功しますが、その封印を維持するため、ゼルダ自身も封印の中に入ることを余儀なくされます。また、4体の「神獣」も奪われながらも、神獣に残った仲間たちにより、動きを封印していました。
そして、100年の時が経ち、厄災ガノンの惨劇が未だ癒えず、国が滅び、魔物が蔓延る世界になっているものの、当時の戦いが落ち着いた世界で、人々は平穏に暮らしていました。
一方で、ハイラル城を始め、至る所では厄災の力が残っているため、近づけない地域もある異様な世界となっていました。
この不安定な平和は、ゼルダの封印がいつまで耐えられるかにかかっていたのです。
そのゼルダの声により、ついにリンクが目を覚まします。100年前と変わらぬ姿と力で。
しかし、大きく異なるのは、リンクは自分が何者であるのか。ここは何処なのか。自分を導く声の主は誰なのか。記憶を持たない勇者であったことでした。
そして、ブレスオブザワイルドの冒険が始まるのです。
ブレスオブザワイルドのその後
ティアーズオブザキングダムは、前述のブレスオブザワイルドにおいて、悲しい出来事などを経て、リンクがゼルダを救出し、厄災ガノンを倒して封印した後の世界が舞台となっているとされています。
厄災の脅威が無くなっても、依然、かつてのハイラル王国は滅んでおり、ハイラル各地に散らばって人々が暮らしている世界が残りました。
ここには、国としての統治はなく、人々は自身や周りを守り、助け合いながら生活しています。
明かされてはいませんが、恐らく、リンクとゼルダは、このハイラルの世界を復興するため、ハイラルの希望であった古代の技術や手掛かりを探し続けていたのかもしれません。
ティアーズオブザキングダムの世界は、ブレスオブザワイルドの世界と同じであることが基本ですが、その映像を見る限り、ブレスオブザワイルドになかった地形やオブジェクトがあり、逆に無くなったオブジェクトがあるようです。
普通であれば、同じマップが登場するはずですが、この変化は、何かの出来事が起きないと登場しません。
一体、ブレスオブザワイルドの後、またはディアーズオブザキングダムの冒頭に何が起きたのでしょうか。
ストーリーはまだ謎に包まれています。
ゆったりじっくり要素
ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダムのゆったりじっくり要素は、こちらも内容が詳しく明かされていないため、前作「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」のゆったりじっくり要素から推察します。
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドのゆったりじっくり要素は、別の記事で紹介していますので、先にこちらをご覧ください。
ブレスオブザワイルドの世界からは、厄災の脅威から、新たな脅威が登場し、環境も変化することが予想されるため、恐らく、ゆったりじっくり要素も変化している可能性はあります。
特に気になるのは、空中の世界が豊富に存在することです。
ブレスオブザワイルドでのゆったりできる爽快感の体験ポイントとして、空をパラセーリングするというものがあります。
ディアーズオブザキングダムでは、それだけでなく、空中に浮かび上がる地形や空を飛ぶアイテムが登場するようです。
ゼルダの美しく広大な世界を自由に飛び回ることができれば、ハイラルぶらり旅というゆったりじっくりな遊び方のレベルが向上すると思われます。
本作の今後の動向により、具体的なゆったりじっくり要素が見えてくるはずです。
少なくとも、ブレスオブザワイルドを見る限り、紹介できる作品であることは間違いないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は2023年の新作ゲームを紹介しました。
このサイトのコンセプトが、「ゆったりじっくりできるゲームは、まったり系ゲームだけじゃない」ですので、まったり系ゲーム以外は、実際にプレイしてみないと分からない点が多いです。
そのため、今回の紹介作品は、既に登場している作品からヒントを見つけられるものに絞っています。
今後、順次発売され、プレイしていくことで、新たなゆったりじっくりゲームを発見すれば、順次紹介していきますので、是非、今後もご覧ください。
じゃあね
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