今回紹介するタイトルは、D3パブリッシャーからプレイステーション2のソフト「THEヘリコプター」です。
初紹介となるプレステの「Simple2000」シリーズの一つです。
ミニゲーム的要素が、主となったゲームなので、現在ではスマホゲームで登場するような内容になっています。
本作はステージやエリアが広めで、ところどころにゆったりじっくり要素もある作品なので、大画面でやっていただきたいという意味でも、プレステ2のハードでやってみてはいかがでしょうか。
作品概要
本作は初代プレステからプレステ2の頃に特に勢いのあったシリーズ「Simple2000」の一つです。
Simple2000シリーズはゲームシステムとしては単純に作られていながら、だからこそ、普段では作られることの少ない視点で出来上がった作品が多くあるシリーズです。
近年で言うところのGREEなどであった初期携帯ゲームを密度高いクオリティにしたような作品が集まったシリーズというべきでしょうか。
各作品の特徴として、タイトルの頭に「THE」が付くのが定番のシリーズです。
本作もラジコンヘリという媒体を通して、街や人々の問題を解決していく単純なストーリーを密度濃く描いています。
システム
基本はアドベンチャー形式で、ラジコンヘリを操縦してエリアを移動し、問題や困りごとが発生している場所(☆の場所)でステージを攻略するという流れです。
会話はアドベンチャー的な形で進みますが、実際のプレイは全てラジコンヘリの操縦によって行います。
この操縦に慣れるまでは、ステージ間の移動もままならないほど苦労しますが、慣れると自由に動ける面白さを感じることができるでしょう。
コントローラーの操縦も実際のラジコンヘリのコントローラーに近い操作性があり、没入性もあると言えます。
ゆったりじっくり要素
本作のゆったりじっくり要素は以下の3点です。
- 現実世界を新たな目線で体験できる点
- 意外と細かい改良システムでじっくりプレイできる点
- 所々にあるお色気要素に没入される
現実世界を新たな目線で体験できる点
本作の主人公は、街に住む一人の子どもですが、画面に登場することはありません。
行動は全てラジコンヘリにより行われるので、目の前にはラジコンヘリが飛んでいるだけというシュールな画面になります。
しかし、言い換えれば、ラジコンヘリを実際に操作しながら街を移動している状態を作っているということであり、ラジコンヘリという媒体を介して、現実的な街歩きをゆったり体験することができます。
ステージを始めない限り制限時間や破損が生じることはないので、その点はラジコンヘリを気にせず遊べる要素と言えるでしょう。
意外と細かい改良システムでじっくりプレイできる点
本作はラジコンヘリを操作して進めていくゲームですが、初期はその操作性が難しく絶望するかもしれません。
しかし、この作品には、じっくり要素として、改良システムがあるんです。
ステージの中にラジコンショップがあり、そこでヘリコプターのパーツを買うことができます。
この改良は、機体からエンジン、ジャイロなど様々にあり、中にはデカールなどの楽しみ要素も備えています。
そして何より、改良を重ねることで、操作性がどんどん良くなっていきます。
もちろん、ステージも段々難しくなるのですが、通常の操作性が向上して、操作の難しさが段々と解消されていくのは気持ちの良いものがあります。
所々にあるお色気要素に没入される
実際にはお色気シーンは少ないですが、本作に登場する方々は、イケメン、カワイイ、カッコイイといった男女双方に魅力的なキャラが多く登場します。
彼らとの会話だけで、お色気妄想が膨らむことでしょう。
男性はお色気要素が入ったゲームを体験できます。(取られた水着を探して運ぶミッションがあります。)
まとめ
いかがでしたか。
ラジコンヘリコプターでミッションをクリアしていくという、シンプルでありながら、独自のコンセプトの作品です。
プレイすると意外とガッツリやってしまいますよ。
Simple2000シリーズは同様のホワッとした作品が多いので、今後も紹介していければと思います。
是非、プレイしてみてはいかがでしょうか。
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